北八ヶ岳(後編):花、ニュウ、天狗岳ほか

今年は残雪が多いせいで6月末の北八ヶ岳周辺の花の開花が遅れていたようだが、 コイワカガミ(小岩鏡)のちょうど満開時で、いたるところで華麗なピンク色をして楽しませてくれた。 さてお目当ての黒百合だが、パリならシテ島、大阪なら中之島、博多なら中洲・・・ にあたる黒百合ヒュッテ前の小川の中州に、人に教えてもらわないと分らない位に、可憐にツボミをつけた一株の黒百合が発見できた。(左:黒百合ヒュッテ前のつぼみ、右:2010年白山での開花の黒百合)

画像1.黒百合の伝説: 「黒百合は恋の花」という懐かしい歌があったが、昔々デーラン坊と呼ばれる巨人が浅間山に住んでいて八ヶ岳を勢力下におこうとした。 八ヶ岳の守り神の磐長姫(いわながひめ)は妹の富士山の木花咲耶姫(このはなさくやひめ)と一緒になって中山峠をはさんでデーラン坊と必死の戦いになったが、デーラン坊は退却する破目になった。 その時手傷を負った磐長姫の落とした鮮血が黒百合となり、そのあたりを黒百合平と呼んだ。

(ここでは姉妹は仲がいいが、昔々富士山と背比べしたら八ヶ岳の方が高かったが、納得のいかない木花咲耶姫が八ヶ岳の頭を蹴飛ばしたら、山が八つに分かれ現在の八ヶ岳になり、富士山の方が高くなったという姉妹喧嘩説がある)

単独で「ニュウ」に往復した記録、高山植物、東西の天狗岳から唐沢鉱泉に下山した記録は下記のデジブックをご参照ください。



2.鼻を天に指す天狗岳: 5月、6月の2か月の間に天狗にゆかりのある愛宕山(京都)、迦葉山(群馬)、そして今回、全国で天狗と名のつく山の中で最高峰の天狗岳(日本200名山)に登れたのは偶然だが、伝承民俗に興味ある者にとっては満足の2か月だった。

3.ダブルスチール(ム?)ならず!: お風呂のない山旅の締めくくりは山のいで湯で綺麗さっぱりできたらサイコ―の気分になる。 2日目のコースは天狗岳から下山した所に唐沢鉱泉がある! 但し、バスの出る渋の湯まで徒歩50分の距離がある。 しかも山道だから一汗かくことになるが、うまくいけば温泉のハシゴができる!と積極果敢なことを考えた。 夏の甲子園が始まったが、ダブルスチール(重盗)ではなく、ダブルスチーム(steam 蒸気)か? これぞ重湯だ!(おもゆと読まずに、重ね湯と読む)

唐沢鉱泉で一通り綺麗にして、次は磨きをかける?ために渋の湯「御殿湯」についたら、ザックは中に持って入らず、外においてから入館するようにと張り紙があった。 玄関外でザックを開けて、入浴の準備だ。 着替えやタオルを持ってフロントに行ったら、なんと出てきた女将は「今日明日は工事で入浴できません!」と想定外の冷たい対応だ! 期待してここまで準備しているのに、それなら「張り紙位しとけよ!」とカチンときた。 一軒宿の「おごりか!」 ・・・ これまで3つの会社で一貫してサービス業に従事した私には理解できないことだ。 というわけで今回は重盗(重湯)は見事に失敗・・・。 山から下りた天狗も女将には勝てなかった!?

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この記事へのコメント

2012年08月13日 08:02
そうでした。
思い出しました。
黒ユリ伝説、そして富士山との伝説。
初めて登山をした中学3年生の時
付添してくれた先生のお話を・・・・・。
2012年08月13日 12:04
黒ユリ見られたんですか!
梅雨明けに双六~笠の稜線に黒百合ベンチがありますが、私も見ました。
いい事あるといいですね!
八ヶ岳残雪が多いですか!空き容器に雪を入れて涼を楽しんでいます。
2012年09月20日 21:41
ろこさん、
信州でしたね? 八ヶ岳へ中学3年の時ですか?いいですねー。高い山が近くにあったことは。
2012年09月20日 21:49
清兵衛さん、
今年は双六から笠ヶ岳ですか? 西穂から見た笠が印象的で、いつか登ってみたい山です。

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